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バブルガムフェロー逝く [競馬]

種牡馬として供用されていたバブルガムフェロー(牡17)が、肺炎のため死亡しました。

バブルといえば、思い出すのが天皇賞(秋)。
3歳馬として初めての天皇賞勝利を飾った96年は、
マヤノトップガン・サクラローレル・マーベラスサンデーの「古馬3強」を撃破。
菊花賞を回避して、距離適正のある天皇賞を選択した陣営の判断も素晴らしいですが、
期待に応えたバブルの実力には、ただただ驚かされるばかりでした。
破った古馬3強がいかに強かったかは、翌年の天皇賞(春)の結果を見れば明らかです。

しかし、つぼっちが印象に残っているのは、2着に敗れた97年の天皇賞(秋)。
前年の古馬3強がいない中、断然の1番人気。
札幌記念を勝った最強牝馬・エアグルーヴと最後の直線で壮絶な叩き合い、
最後はクビ差で敗れてしまいました。
牝馬の天皇賞制覇は、2000mになってからは史上初めてのことで、
エアグルーヴはこの勝利によって年度代表馬に選ばれることになります。
しかし、エアグルーヴの評価が高かったのは、破った相手がバブルだったことが大きいと思います。
最後の叩き合いは、本当に「現役最強馬」の座を賭けたもので、ものすごい迫力がありました。
まさに競馬の醍醐味といった感じでした。

種牡馬としての成績はいま一つですが、残された産駒の今後の活躍を期待しています。
名勝負をありがとう、バブルガムフェロー。
安らかに・・・
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