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よっちゃばれ [音楽]

11月23日、東日本大震災の影響で発売延期になっていた、
THE BOOMのニューアルバム「よっちゃばれ」がついに発売されました。

よっちゃばれ.jpg
山梨の方言で「集まれ」を意味するこのアルバム、あまりにも気に入り過ぎて、
じっくりと聴き込んでいたら感想を書くのに5日も経ってしまいました。。。

タイトルとジャケットの祭りの写真が意味するように、「日本」を意識したアルバムになっています。
同じようなコンセプトの作品としては、3rdアルバム「JAPANESKA」がありますが、
この「よっちゃばれ」は当然のことながら、まったく違った印象を受けてしまいます。

1.赤春~せきしゅん~
タイトルの「赤春」は、MIYAによる造語。
青い青春よりも、熱く燃え上がる赤春。
青春時代に夢見ていたことは、一つずつ諦めてきたけれど、
しかし傷ついたからこそ分かることもある。
「昔は良かった」というのではなく、「今が良いのだ」と思えるようになりたい。
イントロを聴いたとき、南米風だったのでびっくりしてしまいました。
1曲目からすごい曲を入れてきたなぁ~!

2.流れ 流されて...
歌詞だけ聴けば、完全に演歌の世界。
しかし、ただの演歌では終わらないのがTHE BOOMらしいところ。
この曲もまた南米っぽさを持ち合わせています。
最後にどんどん激しくなっていくところに惹かれました。

3.情ションガイネ
そして、「よっちゃばれ」を象徴するような、お祭りっぽい曲が登場です。
和太鼓やら、大正琴やら、三線やら、これでもかというぐらいの「日本」の曲。

4.忘んなよ島ぬくとぅ
THE BOOMで日本といえば、忘れちゃいけないのが沖縄。
作曲は南こうせつということで、THE BOOMの沖縄の曲とは若干変化があるところも魅力的です。
思わず踊り出してしまいそうな曲調で、早くライヴで聴いてみたいと、
早くもワクワクしてしまいました。
美しい島・沖縄のことを、時代が変わってもいつまでも忘れないように、
というメッセージが込められています。

5.蒼い夕陽 feat.ユウ(GO!GO!7188)
6.暁月夜~あかつきづくよ~ feat.石川さゆり
先行シングルとなった2曲は省略させていただきます。

7.愛という言葉
「愛」についての、MIYAなりの解釈。
愛はあたたかく、そして時には冷酷なもの。
なんて難しい概念なんだ。。。
いつしか、理解できるときがくるのだろうか。
同じようなコンセプトの曲として、シングル「いつもと違う場所で」がありますが、
まったく違うタイプの曲になっていることに驚くばかりです。

8.歌いたくない夜
ドキッとするようなタイトルの曲ですが、誰にでも辛い夜はあるもの。
そんな時にどうすればいいのか。。。
しっとりと聴かせる曲が続きます。

9.月光
名曲「月さえも眠る夜」を思い起こさせるような、壮大なスケールのバラード。
どれだけ離れていても、心はそばにいる。
それは、海に風が吹くように当たり前のこと。
やなわらばーの2人のコーラスも、とても綺麗で心に染み渡ります。
歌詞は、GANGA ZUMBAの「楽園」にも近い感じですね。

10.ゆっくりおいで
最後にとんでもない名曲を持ってきたなぁ。。。
この曲は、5月の神戸のライヴのときに初めて聴きました。
http://furafura-life.blog.so-net.ne.jp/2011-05-08
MIYAの知人のピアニストが亡くなり、その人のことを歌った曲。
「生」と「死」を歌った曲には「berangkat -ブランカ-」がありますが、
これはまったく違ったアプローチの曲だと感じました。
「berangkat -ブランカ-」が圧倒的に「生」の側からの曲なのに対し、この曲は「死」の側からの曲。
死後の世界は、永遠。
だから焦ることなく、ゆっくりと死に向かっていけばいい。
何回聴いても涙が出そうになります。

年末には大阪は岸和田でのライヴに参戦予定です。
アルバムがこの完成度ですから、絶対に素晴らしいライヴになることは間違いありません。
待ち遠しいなぁ!
タグ:THE BOOM
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