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第54回 宝塚記念 [競馬]

今日は阪神競馬場まで、春競馬の総決算・宝塚記念(GⅠ)を観にいってきました。

今年の宝塚記念は4強の激突ということで、非常に期待が高まっていたのですが、
そのうちの1頭、昨年の覇者・オルフェーヴル(つぼっち主観で現役最強馬)が、
アクシデントのために直前で回避。
残りの4歳馬3頭による、「3強」の対決に興味が集まりました。

第54回 宝塚記念 049.jpg
1番人気は、ジェンティルドンナ。
昨年、牝馬三冠をせいしたばかりか、3歳牝馬で初めてジャパンカップ(GⅠ)を勝ちました。
そのジャパンカップでは、オルフェーヴルとの一騎打ちの末の勝利ですから、
評価が高いのも当然です。
(最後の直線でオルフェーヴルに体当たりして、物議を醸し出してしまいましたが)。
しかし、海外遠征(2着)帰りでローテーションとしては厳しく、割引が必要と考えました。

第54回 宝塚記念 043.jpg
2番人気はゴールドシップ。
皐月賞・菊花賞の牡馬クラシック二冠に、有馬記念(GⅠ)を1番人気で勝利。
3コーナーからロングスパートを掛ける「まくり」を得意戦法としていますが、
不発に終わるリスクも抱えており、実際に前走の天皇賞(春)(GⅠ)では5着に敗れています。
スタートが悪いところもあり、今回はどんな位置取りでレースを進めるのかも注目です。
場合によっては差し届かない可能性も。。。

第54回 宝塚記念 045.jpg
3番人気はフェノーメノ。
今年に入ってから2連勝と、3強の中では一番順調にきています。
前走の天皇賞(春)で悲願のGⅠ初制覇。
ポルトガル語で「怪物」を意味する馬名の通り、ついに覚醒したのではないかと思います。
(天皇賞を勝つまでは、この馬を除いた3頭で「3強」と言われていたところに食い込んできた)
勢いを買って、この馬を本命にすることにしました。


レースはシルポートが予想通りの大逃げ、最初の1000mが58秒台半ばとハイペースになり、
俄然面白くなってきました。
4コーナーに入るところでシルポートの脚色が鈍くなり、その直後にダノンバラード、
さらにその後に3強が付けて直線を迎えます。
ダノンバラードがしぶとく粘りますが、ゴールドシップが力強く抜け出し、
ダノンバラードに3馬身半の着差を付けて完勝。
ジェンティルドンナが何とか3着を確保、フェノーメノは伸びを欠いて4着止まりでした。
(せめて、ジェンティルドンナを交わしてくれれば馬券が取れたのに。。。)

シルポートが作ったハイペースのせいで、各馬最後はヘロヘロになってゴールしていましたが、
それだけタフで、見ていておもしろいレースになりました。
その中で勝ったゴールドシップは、スタートも問題無く、道中は前目に付けて、
直線できっちり抜け出すという、完璧なレース運びでした。
3強の中では、ゴールドシップとジェンティルドンナが初対決でしたが、
今日の着差は非常に大きく、ちょっと逆転は難しいかもしれませんね。
やはり、幻に終わったオルフェーヴルとゴールドシップの直接対決が見てみたいです。

ところで、1着から5着までに入った馬を見てみると、ある傾向があることが分かります。
(カッコ内は父親の名前)

1着 ゴールドシップ   (ステイゴールド)
2着 ダノンバラード    (ディープインパクト)
3着 ジェンティルドンナ (ディープインパクト)
4着 フェノーメノ      (ステイゴールド)
5着 トーセンラー     (ディープインパクト)

今日の宝塚記念は、3強の対決であると共に、ステイゴールドとディープインパクトの
種牡馬代理戦争も兼ねているのでした。
ステイゴールドの仔は、ファン投票が実施される「グランプリ」と呼ばれるレース
(宝塚記念と有馬記念)にめっぽう強く、2011年の有馬記念から今日の宝塚記念まで4連勝中です。
野球に例えると、オールスター戦に強い清原和博みたいなものでしょうか(笑)。


今日で、春の阪神競馬場開催は終了。
次は9月まで開催が無いので、最終レース終了後に馬場開放が実施され、
芝コースの上を歩くことができました。

第54回 宝塚記念 057.jpg
4コーナー付近。
左が内回りコース、右が外回りコースで、ちょうど合流する地点です。
この辺りから、観客の声援と野次が大きくなってきます(笑)。

第54回 宝塚記念 064.jpg
ハロン棒と呼ばれる、ゴールまでの残り距離を示す標識です。
1ハロン=200mで、200m毎に設置されています。
写真の②は、残り2ハロンではなく、残り200mを示しているので注意が必要です。

第54回 宝塚記念 073.jpg
1コーナー付近。
内側に馬が殺到するので、芝が荒れているのが分かります。

第54回 宝塚記念 074.jpg
地下馬道に続く通路。
こういったところが見れるので、非常に貴重な経験になります。


来週からは、本格的に夏競馬のローカル開催が始まります。
春競馬で負けたことは忘れて、のんびりと楽しんでいきたいと思います。
秋のGⅠシリーズでは、また熱戦を繰り広げてくれることを期待したいと思います。
タグ:宝塚記念
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GoodJob

つぼっちさん、こんばんわ!
 私は最近競馬は新聞を読む程度なんですが、ステイゴールド、スペシャルウィーク、エアグルーヴ、グラスワンダー、テイエムオペラオーの世代あたりは、毎週馬券を買っていたので、その子供達が活躍すると何か嬉しく思います。
 競馬場が自宅から遠いので見に行ったことがないのですが、一度間近で見てみたいものです・・・
by GoodJob (2013-06-24 22:19) 

つぼっち

>GoodJobさん
グラスワンダーは今でも私が最も好きな馬です。
この頃の競馬は、ワクワクするような対戦が目白押しで、
今思い出しても面白かったと思います。
競馬場は独特の雰囲気があって、生の観戦は非常に興奮します。
by つぼっち (2013-06-29 00:26) 

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