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PL~青学~東芝~阪神~日本ハム~オリックス・・・ [野球]

どうしてもこのことを書かずにはいられません。
阪神・日本ハム・オリックスでプレーした坪井智哉が、ついに現役を引退してしまいました。

暗黒時代真っ只中の阪神に、彗星のごとく現れた天才打者。
新人の1998年、振り子打法を武器に、鈴木尚典・前田智徳という球界屈指の左打者二人と、
シーズン終盤まで首位打者争いを演じました。
順位は言うまでもなく最下位なので、坪井のバッティングだけが楽しみ(言い過ぎ?)でした。

その後は不振や故障もあり、日本ハムにトレードに出されてしまいました。
が、移籍した初年度に、阪神ファンが悔しがるぐらい打ちまくり、
よくある「阪神を出てから大活躍」(野田浩司的)パターンとなってしまいました。
代わりに阪神に来た野口もよく頑張ってくれたので、結果的にはいいトレードだったと思います。
あのまま阪神にいても、出場機会はほとんど得られなかったでしょうし。。。

しかし、日本ハムでも徐々に出場機会が減り、
2006年オフに一度戦力外通告(そして、戦力外通告を受けた日ハムと異例の再契約)、
2010年オフに二度目の戦力外通告を受けてオリックスに移籍。
オリックスでも結果を残せず、2011年オフに戦力外通告。
普通なら、ここで現役引退を選択してもおかしくないですが。。。

彼には続きがありました。
何と、アメリカの独立リーグでの現役続行。
とことん現役にこだわるその姿勢、どこまでも可能性を求める姿を応援し続けました。
その彼が引退を決めたのですから、本当に限界だったのでしょう。

ところで、坪井智哉という選手で印象深いのは、1998年7月の甲子園での巨人戦です。
巨人先発のバルビーノ・ガルベスは球審の判定にイライラするところを見せていましたが、
坪井の打席でも、追い込んでからの際どい球をボールと判定され、
イライラもMAXに近くなっていました。
そして、次の投球・・・坪井がライトスタンドにホームランを叩き込み、ついにガルベスが爆発。
ピッチャー交代の際、球審にボールを投げつけようとし、
残りのシーズン出場停止となってしまいました(ガルベスご乱心事件)。
その時のホームランがすごく綺麗だったのが、今も脳裏に焼き付いています。
(この時の態度は擁護できないけど、ガルベスも好きな投手だったので余計に印象深いです)

ピークでスパッと引退するのも美学ですが、とことんまでやり切るのも美学。
また一人、好きだった選手が引退してしまいました。
長い間、お疲れ様でした。
また、指導者として帰ってきてくれたらうれしいです。
たくさんの感動をありがとうございました。
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masa

坪井選手、いい選手でしたよね。
残念でなりません・・・今後はよき指導者になって
坪井2世を育ててほしいです。

by masa (2014-08-19 18:12) 

つぼっち

>masaさん
才能のある選手だったのですが、
阪神では活かしきることができませんでした。
心の底から野球が好きな選手だったので、
仰る通り2世を育ててほしいです。
by つぼっち (2014-08-23 00:14) 

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