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佐藤哲三騎手、引退 [競馬]

涙が止まりません。。。
本日、佐藤哲三騎手が引退を表明しました。

2012年11月24日、京都競馬場第10レース、高雄特別。
佐藤哲三騎手の騎乗する馬が、最後の直線に入ったところで故障を発生し、落馬。
そのまま内ラチに激突し、まったく動かなくなってしまいました。
つぼっちは現地で生で観ていたのですが、不謹慎な言い方ですが、
これはダメだなぁ、と思って寒気がしたのを今でもはっきりと覚えています。

幸いにも命に別条はありませんでしたが、左上腕骨開放骨折、左肩甲骨骨折、腰椎横突起骨折、
左尺骨骨折、右大腿骨骨幹部骨折、左足関節脱臼骨折、外傷性気胸、左腕神経損傷・・・
とてつもない重症としか思えないほどのダメージを受けてしまいました。
しかし、彼の凄いところは、ここから現役復帰を目指してリハビリを開始したのです。
日常生活にも支障がある状態で、命懸けでサラブレッドに騎乗する仕事への復帰を目指す。。。
恐怖心もあったことでしょう、並みの精神力ではそんなことを考えられないと思います。

しかし、さすがに不屈の精神でもどうにもならないほどの状態だったのでしょう。
あの事故を目の前で見ていたので、まだまだやれる、なんて無責任なことは言えません。
今はただゆっくり休んで、いつかまた競馬界に貢献する仕事をしてくれたらなぁ、と願っています。

記者会見で、思い出の馬にアーネストリーを挙げてくれたことが、とても嬉しかったです。
つぼっちが一番好きな馬・グラスワンダーの産駒で、2011年の宝塚記念(GⅠ)を勝ちました。
ブエナビスタ以下を完封したあのレースは、つぼっちの宝物になっています。

でも、つぼっちが一番印象に残っているレースは、タップダンスシチーで制した、
2003年のジャパンカップ(GⅠ)です。
1番枠からポーンと飛び出し、そのまま悠々一人旅。
直線に入ってもまったく脚は衰えず、2着に9馬身差の圧倒的な逃げ切り。
「東京競馬場の2400mはこうやって逃げ切るんだ!」というお手本のようなレースでした。

願わくば、ダービー馬になったキズナにもう一度騎乗する姿を観たかったのですが、
もう何も言わないことにします。

ありがとう、そして本当にお疲れ様でした。
勝負師といえる騎乗スタイルが好きでした。
いつまでも忘れません。
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コメント 4

たいちさん

私は競馬にはあまり詳しくないですが、凄い物語ですね。
by たいちさん (2014-09-17 13:10) 

masa

こんな大けがを負っても、ファンのために現役復帰を
目指していたんですよね。
悲しいニュースですが、本人が一番くやしいでしょうね。
お疲れ様でした。
by masa (2014-09-17 19:43) 

つぼっち

>たいちさんさん
生きているのが奇跡的なぐらいの重傷でした。
今後は違った形で競馬に携わって欲しいです。
by つぼっち (2014-09-19 23:23) 

つぼっち

>masaさん
本人は絶対に悔しいでしょうが、命に関わることなので、
決断せざるを得なかったのでしょう。
心からお疲れ様でしたと言いたいです。
by つぼっち (2014-09-19 23:24) 

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