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今は無い街:塩山 [地方自治]

地方自治体の財政の強化のため、政府主導で「平成の大合併」が進められています。
人口の少ない自治体や、財政基盤が脆弱な自治体など、
「地方」が生き残るためにはある程度やむをえない部分があります。
また、静岡、堺、浜松、新潟の4政令指定都市が誕生しました。
今後も相模原、岡山が政令市昇格予定で、地方への分権が進み、
地方の活発化が期待できます。
ここ10年で、自治体の数は3分の2以下になり、多くの市町村が無くなりました。

山梨県に、かつて「塩山市」という都市がありました。
2005年11月1日に勝沼町、大和村と合併して今は「甲州市」となっています。
塩山市消滅間際の2005年10月22日、最初で最後の塩山市訪問をしました。

当日は風邪気味で、とても街歩きができる状態ではなかったのですが、
「えんざん」という響きがなんとも格好よく個性的で、
なんとしても無くなる前に一度訪問しようと考えたのでした。
駅前はそれほど栄えておらず、いかにも地方都市といった印象を受けました。
駅の北には山々がそびえ、南には盆地が広がっています。
市内には重川、塩川の一級河川が流れ、ゆったりとした雰囲気を醸し出していました。

風邪をこじらせてでも、行った価値は十分にありました。
甲州市になってからも、勝沼ぶどう郷~山梨市というルートを歩いています。

ただ一つ残念なのが、「塩山」という個性的な名前を、
甲州市という個性の全く無い名前にしてしまったこと。
県庁所在地に「甲府」がある以上、甲州や甲斐を都市名に使えば、
個性が無く、甲府に従属するようなイメージを受けてしまいます。
対等合併で新しく自治体名を決めるのは大変でしょうが、
やはり都市名はその都市を代表するものですから、
いい名前を付けて欲しいと、個人的に思います。



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