チャンス

つぼっちは音楽を聴くとき、iPodに全部入れてしまうため、
ＣＤ自体はさほどたくさん持っていません。
そんな中、ずっと手放さないＣＤがいくつかありますが、
ブルーハーツの「DUG OUT」もその中の一枚です。
７月４日の記事で、「DUG OUT」はつぼっち的に彼らの最高傑作だと思う、
と書きましたが、本当に好きな曲ばっかりなんです。
ブルーハーツを代表するような激しい曲はないものの、「夕暮れ」、「夜の盗賊団」など、
じわじわと心に染み渡る曲が多いです。

そんな中、このアルバムの最後を締めるのに相応しいのが、「チャンス」です。
この曲は、つらくなった時に聴くとたまらなく良いのですが、
「人にやさしく」のように分かりやすく励ましてはくれません。
たちまちに元気がでるというわけでは無く、どちらかと言うと、慰めてくれる感じです。

人間、なかなか思うようには生きられないもの。魚のように自由には生きられないし、
「アメリカにいるあいつ」や「イタリアあたり旅してるあいつ」のように、
普通の人とは違う、奔放な生き方もできない。
普通に生きていれば、つらいことが多いけど、
それでも「時々そしらぬ顔をしてチャンスも降ってくる」ことがある。
だから、そのチャンスを見逃すことなく、道を切り開いて幸せになっていけばいい。

何だか、そんな感じに受け取れる曲です。
平凡な人生だって、それなりに素晴らしいものだと胸を張りたいと思いました。

※好きな歌詞　「今日しか吹かない風に吹かれ　明日はどこへ行こうかな　楽しいな」