壺阪山～吉野（後編）

奈良県の街歩き、続きは日本三大山城の１つ・高取城から。

標高583mの高取山を下っていきます。


県道119号線は、高取城跡で行き止まりになっています。
逆に言うと、この道を進んでいけば、どこかの街に出られるということでもあります。
さて、どこに出るのやら。。。

しばらくだらだら下っていくと、壺阪峠に出てきました。

道路が分岐していますが、県道269号線（矢印の手前方向）を南に進んでいきます。


道幅も広くて、安心できる道です。

しかし。。。

何でこうなってしまうんだろう。。。

何とか山道を越え、吉野郡大淀町に入ります。
「田口」という集落に入りましたが、過疎化のため、数軒の民家があるだけでした。

近鉄吉野線が開通するまでは、交通の要所であったといいます。


木材加工の工業団地のようなところを越えて、県道222号線に出てきました。
この時点で気温は23℃、うんざりするような暑さです。


県道といっても道幅は狭く、味わいのある街並みが続いています。


新興住宅地が近くにあり、こういった景色に囲まれているのが羨ましかったりします。

やがて国道169号線と近鉄吉野線を越え、吉野川を渡って吉野郡下市町に入ります。

川沿いに街並みが広がっています。
奈良県の、かなり深いところまで入ってきた感じです。


川沿いに県道39号線を東に歩いていきます。


味がある、電電公社の看板。
「昭和」って感じがたまりません。

すぐに今市町を出て、ついに吉野町に入ります。
「吉野」って地名は聞いたことがあったものの、まさかこうやって歩くことができるとは。


離合も難しいような道幅の県道を進んでいきます。


美吉野橋。
この橋ができるまでは、「柳の渡し」と呼ばれる渡し場があったそうで、
宿場町として大変栄えていたそうです。



宿場町っぽい雰囲気を残しています。

吉野神宮駅の脇の踏切を渡り、県道37号線に入って線路沿いに南へ歩いていきます。


完全に山奥に入っていきます。
この道が、今回の街歩きの最終決戦、って感じです。


住宅もついにここで途切れます。
背後の山々の高さがすごい。


18：00頃、近鉄吉野線の吉野駅に到着。
こんな山奥から、大阪・あべの橋行きの電車が出ていることに驚きです。

壺阪山駅前の素敵な街並みから、高取城、山道、吉野川と、
またまたお腹いっぱいの街歩きとなりました。
それにしても暑かった～。

※今回歩いた街
奈良県：高市郡高取町、吉野郡大淀町、吉野郡下市町、吉野郡吉野町

タグ：奈良県

コメント 8

こんばんはー＾＾
なんでこうなってしまうんだろう・・・・・＾＾
だってつぼっちさんがお望みです～♪
by toshi (2010-07-14 20:42) 

ＮＴＴに民営化されたのが1985年。すごい懐かしい看板ですね。
by takechan (2010-07-18 21:40) 

＞toshiさん
おっしゃるとおりです（笑）。
by つぼっち (2010-07-21 23:00) 

＞takechanさん
電電公社、私もかろうじて覚えているぐらいです。
マークもあれば最高でした。
by つぼっち (2010-07-21 23:02) 

なんでこうなってしまうんだろう・・・はツボです。
道ってすごいですね。
私は高取城には行くけれど、
この道ずっとは歩けないだろうなぁ。
by keroro (2010-07-22 22:59) 

＞keroroさん
細くて暗い道を抜け、小さな集落に出たときは感動しました。
高取城に登ったときは、
まさか吉野まで行けるとは思ってもみませんでした。
by つぼっち (2010-07-23 22:50) 

今回はとんでもない距離でしたね。
いつもながら、つぼっちさんの健脚には敬服するばかりです。
すばらしいお天気で、空の色がきれいですね。
「何でこうなってしまうんだろう。。。」
は、自分もツボでした。
いや、実際そんなシチュエーションに遭遇してしまうと、途方に暮れるばかりなんですが。（経験あります）
by クロヒコ (2010-08-24 01:43) 

＞クロヒコさん
いつの間にか、吉野にたどり着いてしまいました。
「何でこうなってしまうんだろう。。。」は、
自分でも楽しみだったりするのですが（笑）
いろんな道があっておもしろいです。

by つぼっち (2010-08-26 23:43)