架空通貨 [本]
仮想通貨「ビットコイン」が問題になっていて、ニュースでも取り上げられています。
実体の無いものが投資対象となり、その価値が乱高下していると考えただけでも、
非常に恐ろしいものだと感じて、とても手を出す気になれません。
通貨は、政府という後ろ盾が無ければいかに危険なものかということを思い出させてくれました。
池井戸潤といえば、昨年大ヒットした「半沢直樹」シリーズが有名ですが、
その他にも魅力的な作品が多いです。
この「架空通貨」も、ある意味でビットコインに通じる話といえるでしょう。
木曽川沿いにある田神町。
田神亜鉛という会社の企業城下町なのですが、どうも普通の町では無さそうな雰囲気。
町で密かに流通している、謎の紙幣。
一体、この町で何が起こっているのか?
政府以外が発行した通貨は信用性が低く、まさに「悪貨が良貨を駆逐する」ことになる。
ビットコイン問題も、なるべくしてなったという印象が強いです。
10年以上も前にこの作品を生み出した池井戸潤、凄いと感じずにはいられません。
タグ:池井戸潤
私達も、WEBというヴァーチャルな世界に片足を突っ込んでいますので、他人事ではないような気がします^^;)
by 風来鶏 (2014-02-27 23:41)
考えさせられる作品のようですね。
by PENGUIN (2014-02-27 23:51)
今、報道番組で「ビットコイン」が頻繁に取り上げられていますね。
どうもよく理解できないので、これから注目していきますね。
by たいちさん (2014-02-28 10:28)
>風来鶏さん
データだけでやり取りする世界だと、
現実味が薄れていくのかもしれませんね。
by つぼっち (2014-03-01 22:22)
>PENGUINさん
こんな町があったらと思うと、ゾッとする作品です。
by つぼっち (2014-03-01 22:24)
>たいちさんさん
概念が分かりにくいですが、
取引していたものが通貨であったのかどうかの判断になりそうです。
by つぼっち (2014-03-01 22:26)