SSブログ

カイジ 第14話:「亡霊」 [テレビ]

今回の「カイジ」、歴史に残るすばらしい内容で、どうしても触れずにはいられません。
原作を読んでいれば、今回が名場面の嵐になることは想像がつきますが、
つぼっちの想像をはるかに上回る出来で、もはや涙なくしては見れないのでした。
もう3回くらい繰り返して見ています。

感動のシーン
①石田さんの最期
つぼっちが前々から恐れていた石田さんの最期、
今までのヘタレっぷりがウソみたいにカッコよすぎる!
カイジに動揺を与えないため、70m以上の高さから声も出さずに落ちるなんて・・・
どこまで優しい人なんだ、石田さん。
そして、死ぬときに自分以外の人間を案ずることができた石田さん・・・
つぼっちは余り「勝ち組」・「負け組」という言葉は好きではないのですが、
石田さんは、間違いなく「勝ち組」だったと思います。
大事なのは、「愛されること」よりも、「どれだけ深く愛せるか」なんだと思います。

②「人間が希望そのもの」
このフレーズ、原作を読んだときにメチャクチャ熱くなったのを覚えています。
「希望」って、どこか遠くにあってボンヤリしているような気がするけど、
実は家族や恋人・友人など、自分と同じ人間の中にあるもの。
つまり、自分も誰かの「希望」になっているわけで、「生きること」のすばらしさを
独特の言い回しで教えてくれます。

③66億の孤独
福本先生は、恐らくブルーハーツの「ハンマー」から、
このフレーズを思いついたんじゃなかろうか。
原作が「57億の孤独」だったから、この10年ほどの間に、
地球の人口は9億ほど増えたんですね。
天空の鉄骨を渡る、という状況がまさに人生そのものを表しているように感じます。
地球上にはたくさんの人間が生きているけど、実はお互いのことをほとんど分かり合っていない。
言葉で自分の気持ちを伝えようとしても、相手にはほとんど理解されていないのが現実。
他人の本当の心など分かりようがないから・・・
原作にあったように、「通信とは、『通じたと信じること』」。
でも、それでいいんだと思います。
本当の気持ちは伝わらなくても、自分の存在や、温もりのようなものは伝わるから・・・!
だから、どんどん他人と「通信」すればいい。
それ以上(理解)を望めば泥沼、というのはすごく頷けます(笑)

④カイジ箴言
「人は仮になど生きていないし、仮に死ぬこともできない」
利根川先生のこの言葉、本当に重たいです。
つぼっちもよく、「今失敗したのは本当の自分の力を出せなかったから」
などと思うことがありますが、これが間違っていることを思い知らされます。
「力を出せなかった自分」が本当なのであり、すべてです。
これをごまかし続けると、死ぬときになってようやく、
自分の力がどの程度だったのかに気が付きますが、もはや手遅れ。
毎日を本気で生きることが大事だと教えてくれます。
そして、福本先生はギャンブルがあまり強くないようです・・・(笑)

正直、感動でお腹一杯の30分でした。
これが、もし原作を読んで無くて、いきなりアニメだったらと想像すると・・・
怖すぎて震え上がってしまいそうです。

つぼっちも、どこまで自分を表現できるか分かりませんが、
記事を書くことによって、皆様と「通信」していきたいと思います!


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

芸能界ながら選手権あらびき団 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。