SSブログ

朝青龍帰国騒動を考える [ニュース]

初場所で見事な復活優勝を遂げた横綱・朝青龍がモンゴルへ帰国したことに対して、
横審(横綱審議委員会)が激怒している、との話。
マスコミの論調は、優勝したことにより図に乗っている、というような感じで、
手のひらを返したような批判が始まりました。
つぼっちは、昔から朝青龍に対するマスコミの批判がひどすぎる、と思っていたのですが、
今回のは特にひどいような気がします。

事の発端は、白鵬との優勝決定戦を制したあとの、朝青龍のガッツポーズ。
これについては、相撲界の「品格」やら「伝統」やらがあるので、
ある程度の批判は已むなしと思います。
ですが、横審の怒りの矛先が、完全に間違っているとしか思えません。
横審としては、朝青龍の態度は容認できないので注意しなきゃいけない、これは分かります。
ですが、「注意することを決めた」だけで、朝青龍本人には、正式に伝わっていません。
それでいて、「注意しようと思っていたのに、帰国するなんて!」です。
これじゃあ、「あとで食べようと思っていたプリンを勝手に食べるなんて!」
と言っている小学生と何ら変わらないレベルです。

しかも、朝青龍は親方の承認を得て帰国の申請をし、相撲協会もこれを受理しています。
上司の許可を得て有休を取得したのに、
あとで会社から「勝手に休んだので減給」などと言われたら、誰だって納得いかないはず。
高砂親方が承認したのもいけないかもしれないけれど、
ダメなら相撲協会が受理しなければいいだけの話じゃないでしょうか。
自動的に受理するようなら、申請自体に意味がありません。

それと、場所後に帰国することがいけないのだろうか?
全勝とはいかなかったものの、14勝1敗、
しかも唯一の黒星はもう1人の横綱・白鵬に対してのもの。
文句の付けようの無い成績です。
しかも、本場所は年間90日しかないものの、巡業とか、諸行事が多すぎる。
身体を休めようと思ったら、本場所後ということになるでしょう。
これで帰国するなと言われたら、いったいいつ帰国すればいいの?
というより、注意するんだったら、もっと早くすればいいのに。
重大なことだとしたら、時間が経ちすぎています。

どうも横審のスタンスが、「朝青龍引退」ありきのようにしか受け取れません。
マスコミもおもしろがって、それに同調している。
その前に、暴行事件やら、大麻疑惑やら、八百長疑惑やら、
やることはいっぱいあるんじゃないでしょうか。
そもそも、朝青龍が場所後に「帰らない」と言ったのは、
「引退しない」という意味だと思いましたが・・・
横審という組織の存在意義事態を疑ってしまいます。

nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

水道橋~麹町相武台前~相武台下 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。