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府中市 [地方自治]

週末は岡山の実家に帰省していたのですが、地元の新聞を読んでいるとこんな記事が。

「4月20日 府中市長選挙投開票」
岡山の新聞に、なぜ東京都府中市(東京競馬場があり、競馬ファンには超有名)の選挙の記事が?
と思っていたら、どうやら広島県府中市のことのようでした。

国としては、基本的には同一の市名は認めない方針ですが、
広島県府中市の市制施行が1954年3月31日、
東京都府中市の市制施行が1954年4月1日と1日違いだったため、
そのままになっているようです。
同一市名の例としては、他に伊達市(北海道・福島県)の例があり、全国で2組だけです。
(伊達市の場合は、福島県側が新設する際に、北海道側の了承を得たために成立した。)

町村は郡に所属しているので、同一名でも区別しやすく、同一町村名の組み合わせは多いです。
近畿地方では、2つの太子町(大阪府南河内郡・兵庫県揖保郡)があり、
どちらも聖徳太子に由来している地名です。
※どちらも街歩きで訪れたことがあります。

広島県府中市の存在が、完全に頭の中から抜け落ちていました。
地元・中国地方の地理に疎いなんて、ちょっと情けなくなってしまいました。
「府中=競馬場」と思い込んでしまう、いち競馬ファンの悲しい習性なのでした。。。
タグ:府中市
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滝沢村→滝沢市 [地方自治]

2014年1月、岩手県滝沢村が市制を施行し、滝沢市に昇格することが決まりました。

滝沢村は、2013年7月末の人口が5万4953人と、全国で「最も人口の多い村」ですが、
今回の市制施行でその座を沖縄県読谷村に明け渡すことになります。

1889年(明治22年)に現在の滝沢村が誕生して以来、
昭和の大合併も、平成の大合併も経験していません。
盛岡市のベッドタウンとして、単独でじわじわと人口を増やし続けてきました。
平成の大合併のときには、特例として市制施行の人口要件が3万人以上に引き下げられましたが、
通常は5万人以上が要件となっています。
滝沢村は、とうとう単独での市制施行の人口要件を満たしてしまったのでした。

ところで、市制施行の前に、なぜ「町」にならなかったのか、という疑問もあるかもしれません。
「町」になるには、人口などの要件があり、それを満たさない自治体は、自動的に「村」になります。
しかし、「町」と「村」は、実は機能的には変わりがありません。
合併を経験していない滝沢村が、単独で「町」になるメリットはほとんど無いので、
「村」のまま残っていたということです。

つぼっちの実家があるのは「町」なのですが、とても人口5万人などいきそうも無いので、
すごい村があるもんだなぁ、と興味を持ったのでした。
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政令指定都市・熊本誕生 [地方自治]

平成24年4月1日、熊本市が政令指定都市に移行し、20番目の政令指定都市が誕生しました。
九州では福岡市、北九州市に続く3番目の政令指定都市になります。

九州新幹線も通っていて、今後ますますの発展が期待されます。
つぼっちは福岡市も北九州市も訪れたことがありますが、熊本市は未踏の地です。

熊本メロンパン.jpg
名物もいろいろあるようで、メロンもその一つ。
「くまモン」も名物キャラといえるのではないでしょうか。

大型合併が無い限り、新たな政令指定都市誕生の可能性は低そうです。
一番新しい政令指定都市・熊本を、今年の夏に歩く計画を立てています。
どんなところなのか、期待は高まるばかりです。
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政令指定都市・相模原市誕生! [地方自治]

2010年4月1日、全国で19番目の政令指定都市・相模原市が誕生しました。

現在の相模原市は、旧相模原市と相模湖・藤野・津久井・城山の4町が合併してできたもの。
(同時に合併したわけではなく、一時期は相模湖・藤野が飛び地になっていました。)
東は東京都、西は山梨県と隣接する、非常に広い都市です。
相模大野駅から、同じ相模原市内の相模湖駅まで電車で行こうとすると、
相模原市→東京都→相模原市→東京都→相模原市と、
2回も東京都内を通らなくてはなりません。

相模原市は、中心がはっきりとしないのも特徴です。
市役所が近いのは相模原駅ですが、
商業的な中心は北部の橋本と南部の相模大野に分かれています。
こんな都市は、他には無いのではないでしょうか。

若葉台住宅~相模湖 026.jpg
相模原市内の、とある場所の風景。
東京のベッドタウンとして著しく発展し続けている一方で、
周辺部にはのんびりした風景が広がっています。
厚木に住んでいた頃、つぼっちもさんざん相模原市を歩きに訪れていました。
路線バスを駆使して、けっこう深いところまで食い込んでいきましたが、
ため息が出るほど、歩き甲斐のある場所が多かったのを思い出します。
政令指定都市になった相模原市も、また歩いてみたいなぁ。
リニアの駅を誘致していますが、もし駅が出来たらさらに発展するのでしょうね。

次の政令指定都市候補は熊本市。
もしかしたら、これが最後の政令指定都市になってしまうかもしれませんね。
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限界集落 [地方自治]

国土交通省九州地方整備局から、
九州7県の「限界集落」の実態調査の結果が発表されました。

「限界集落」とは、放っておけば消滅の危機がある、
過疎化が極限まで進んだ集落のことです。
あまりにも人が少なく、また高齢で、
集落の維持すらままならない状態になってしまっています。

日本全体で少子高齢化が進む中、真っ先に影響を受けるのは「地方」というのは、
ある意味で仕方のない部分もありますが・・・
市町村の合併、あるいはコンパクトシティ構想、といった政策を掲げるとき、
必ず周辺部の衰退という問題が浮上します。
自家用車の要らない生活、といえば聞こえはいいかもしれませんが、
少なくとも都市周辺部ではそういうわけにはいきません。
適切な交通手段の確保、本当に難しくて深刻な問題だと思います。

集落が無くなれば、お祭などの地域の伝統(=歴史)も消滅してしまいます。
これは九州だけの話ではないはず。
合併で名前が消えるだけならまだしも、本当に「地域」が消滅してしまうというのは、
とても悲しく思います。
なす術は無いのでしょうか・・・?


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がんばれ、路線バス [地方自治]

昨日の街歩きのレポートの中で、1日に3本しかバスが来ないバス停について触れました。
地方のバスは過疎化もあり、それこそ存続が危ぶまれているところも多いです。

それとは別に、都市部のバスも問題を抱えています。
みなさんの中にも、バスが時刻どおりに来なくてイライラした経験がある方は多いと思います。
渋滞でバスが来ないから自家用車に乗り、さらに渋滞を引き起こし、
ますますバスが時間通りに来ないからまた自家用車に乗って、どんどん渋滞・・・
この悪循環から抜け出すには、路線バスのあり方を見直さなければなりません。

これはバス会社が言っていることなので、ここに書いてある理論がすべて正しいかというと、
ちょっと疑問に思う部分もありますが、大体は合っていると思います。
二酸化炭素の排出量のこともありますし。
ただ、バス会社の方も、停留所やバスの乗り方など、まだまだ見直す部分はあるはずです。
(少しでもスムーズに乗り降りができるように)
もちろん、行政の協力も不可欠ですが。

名古屋に住んでいたときは、市内の移動は栄だろうが名駅だろうが金山だろうが、
ついでに新瑞橋だろうが、いつもバスでした。
どこへでも200円で行けるのが魅力的で、ほとんど地下鉄は使いませんでした。

路線バスと、他の公共交通機関がうまく組み合わされば、きっと住みやすい街になるはず。
そのためにも、つぼっちが大好きな路線バスにがんばってもらいたいものです。


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由比町、静岡市と合併へ [地方自治]

どうやら、静岡市と由比町が来年11月に合併するようです。

蒲原町が先に静岡市と合併して飛び地になっていたので、
この合併はある意味で自然と言えると思います。

由比町には、5/30の記事で紹介した薩埵(さった)峠など、見所がたくさんあります。
何といっても東海道五十三次の宿場町なので、いい雰囲気の街並みです。


この通りは由比町の名産品から、「由比桜えび通り」と名付けられています。
ということで、由比漁港で新鮮な魚介類が水揚げされています。


東名高速と東海道線に挟まれた漁港は、ちょっと珍しい立地ですね。

静岡市に編入されても、魅力たっぷりの地域であり続けて欲しいと思います。


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仰ぎ見る、立山連峰~♪ [地方自治]

「あらびき団」で、富山出身の「長江もみ」の芸を2週連続で見たせいで、
富山県のことが頭から離れなくなっています。

といっても、つぼっちは富山県に行ったことがありません。
ダム好きのつぼっちですが、恥ずかしいことに黒部ダムにも行ったことがありません。
一体、どんなところだろうと、遠く離れた北陸の地に思いを馳せています。
富山県民は、本当に良くコロッケを食べるのだろうか、などと考えてしまいます。
(2006年コロッケ消費量が第7位らしい)

富山に一番近づいたのは、今年の7月に、新潟県を歩いたときです。

北陸本線の谷浜駅が最接近点ですが、それでも魚津まで80数kmの距離があります。

地図で見ると、町が4つで、あとは全部市になっています。
う~ん、なんだか不思議なところです。
ぜひ、富山県を歩きたくなってきました!


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最後の政令指定都市? [地方自治]

あまり注目されていないニュースではありますが、
熊本市と、その隣の富合町との合併が決定的になりました。

注目すべきは、合併後の人口が70万人に届かない、ということです。
70万人という数字は、時限立法である合併特例法で、
政令指定都市昇格のための人口要件となっていて、
実際に静岡市は人口70万人で政令指定都市に昇格しています。
ただし、この条件は2010年3月までで、
これを過ぎると「将来、人口100万人を超える」見込みがなければ昇格できなくなってしまいます。
現在、岡山市と相模原市は期限内に人口70万人超えをクリアし、
政令指定都市昇格が確実視されています。

この特例を逃すと、さいたま市のような、大都市同士の合併の場合を除き、
永久に政令指定都市昇格への道が閉ざされてしまうと思われます。
そういう意味で、熊本市は「新設合併以外で昇格できる」
最後の政令指定都市といえるかもしれません。

つぼっちが政令指定都市に注目しているのは、地方に頑張って欲しいからです。
政令指定都市と中核市では、求心力が違うし、権限も変わってきます。
政令指定都市は、理想的な地方自治の形だと思っているので、
熊本市は何とか次の合併を実現させて、期限内の昇格を果たして欲しいです。


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鳥取県の人口、60万人割れか [地方自治]

今朝、ネットでニュースをチェックしていたら、こんな話題が。
鳥取県の10月1日現在の推計人口が、29年振りに60万人を切ったというのです。

60万人という人口は、政令指定都市1つにも満たない数字です。
政令指定都市を2つ抱える都道府県(神奈川・静岡・大阪・福岡)もある中、
地方都市の衰退という現実に目を向けなければいけないのかもしれません。

鳥取県のお隣、つぼっちの故郷である岡山県は、
人口約70万人の岡山市だけで鳥取県の人口を超えてしまいます。
岡山市は政令指定都市昇格が確実視されており、さらなる発展が期待できる状況です。
第2位は倉敷市で、約40万人です。
この2つの都市だけで人口は約100万人、県の人口の約半分です。
つまり、岡山県も瀬戸内海沿いには人口も多く、都市も連なっていますが、
県北を見ると、鳥取県と状況はほとんど変わらないのが現実です。

たしかに、つぼっちも岡山に住んでいたとき、鳥取県はおろか、
県北にはほとんど行ったことが無く、どんな都市があるのか知りませんでした。
名前が読めない自治体も結構ありましたし。
それが、今では平成の市町村大合併を受けて、地図がずいぶんとスッキリしてきました。
新しくできた名前も、「美咲町」とか「吉備中央町」など、分かりやすいものになっています。
結局、少子高齢化で人口が減っていく時代に突入するのですから、
市町村合併は避けて通れず、それこそ生き残りを賭けたものだと思います。
町の名前が無くなるのは本当に寂しいことだと思いますが、現実を直視して、
前進していくしかないでしょう。

でも、定年退職した人が田舎に移住したりと、
まだまだ地方都市が復活するチャンスはあると思います。
鳥取県が、再び活力を取り戻して、人口が増えることを願っています。
いつか、機会があれば鳥取県の街歩きをして、「鳥取」の魅力を探ってみたいと思います!


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